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ex シリーズ

去年12月24日(バンクーバー時間)約 2 年ぶりに、実験アニメーションシリーズ ex の第二弾を公開しました。公開に伴い今回は、実験アニメーションを作ろうと思ったきっかけや、制作についてお話ししたいと思います。 実験アニメーションとは? そ もそも実験ア ニメーションとはなんぞやと疑問に思われる方もいるかもしれませんが 、こちらの サイト に、土居氏がうまくまとめられた詳細が載っており、一般的定義としては、自分もほぼ同義なので一部を抜粋しておきます。 “作品の形式や制作の手法において独自のアプローチをとったり、アニメーション概念そのものに対する意識的な挑戦・再構築を行おうと試みるアニメーションのこと。「ナラティヴ」作品に対しての「実験・ノンナラティヴ」といったかたちで、カウンターとしての表現を目指す場合が一般的である。メインストリームのアニメーションが大規模スタジオにおける分業システムで画一的な手法・絵柄で作るのに対し、アニメーション作家が「個人」で自分独自の制作方法を案出することで作り上げる作品を実験アニメーションと呼んでいる。” 個人的に実験アニメーションと呼ぶ作品には、上に挙げたもの以外にも、何か別の目的の作品制作で必要になる技術的発展のための実験中に、偶然的にできてしまった作品と、気晴らしでソフトなどを模索中に、ハッピーアクシデント的にできてしまったアニメーションなども含まれます。 実験アニメーションを作ろうと思ったきっかけ 自分が実験アニメーションに興味を持った理由は、2007年オーストラリアの大学に留学中、コマ撮りの人形アニメーションを作っていたのですが、人形の骨組みとして針金を使用していたんですね。人形の骨組み以外にも、アニメーションのストーリーを伝える要素の一部として何かオブジェクトを作成する際に、針金を利用していたのですが、針金自体に価値を持たせたくなったといいますか、これまでサポート役として、サブで働いてきてもらったぶん、何か恩返しのようなことがしたかったんですね。 それで、針金というメインでないものをメインにする方法を模索してみたんです。そうしたら、 アニメーション制作の過程で作った針金のオブジェクトにスポットライトの光をあて

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